化粧崩れしたくない【プロが教える】夏でも崩れにくいメイクとスキンケア

こんにちは。
日中の気温が上がり、過ごしやすい季節になってきました。
ゴールデンウィークに、キャンプやBBQなどのレジャーを予定されている方も多いのではないでしょうか。暖かくなると気になり始めるのは「化粧崩れ」。
汗をかきやすいレジャーはもちろん、日常生活でも通勤や営業の外回り、オフィスの空調や、マスクの影響で、せっかく朝に時間をかけた化粧が夕方には残っていないなんてこともありませんか。

小鼻がテカったり、眉毛が消えてしまったり、口元のファンデーションがよれてきたりと化粧崩れが気になると遊びや仕事に集中できないなんてこともあると思います。

この記事では、化粧崩れしにくいスキンケアやメイクのポイントはもちろん、化粧崩れしにくい肌の育て方まで、元美容部員、健康美容セミナー講師として6,000人以上の肌をみてきた中塚朱音（なかつかあかね）がご紹介します。

1.化粧崩れの4つの原因

汗や肌の過剰な皮脂

夏場は、汗をかく機会が増え、皮脂の分泌量が増えることで、化粧崩れが起きやすくなります。

皮脂は、肌を乾燥から守る重要な役割がありますが、過剰に分泌されると化粧品の油分と混ざって流れやすくなります。特に、額や鼻にかけてのTゾーンは皮脂が分泌されやすく、化粧崩れを起こしやすい部分です。

肌の乾燥

乾燥した肌は、肌のキメが乱れている状態ででこぼこしています。
この状態で下地やファンデーションをのせても上手く密着せず、ムラができたり粉っぽくなって化粧崩れしやすくなります。また、肌が乾燥していると、これ以上の乾燥を防ぐため肌の水分を守ろうとして皮脂の分泌量が増えてテカリの原因になります。
洗顔後に肌がつっぱるような感覚があれば肌が乾燥している証拠。

化粧が密着していない

ファンデーションを厚塗りすると、肌に密着していない部分のファンデーションが浮いてきてしまいます。
また、洗顔やスキンケアをしてから時間を置かずにメイクをすると、スキンケアの油分と化粧の油分が混ざりあって肌に馴染みにくく崩れやすくなります。

マスクによる蒸れや摩擦

マスクによって口や鼻が覆われることで吐いた息が、マスクと肌の間に留まることで蒸れやすくなり、メイクが浮き上がってくる原因になります。また蒸れた後、その水分が蒸発することで肌が乾燥しやすくなります。またマスクが擦れることでも化粧は落ちやすくなります。
マスクの内側にベビーパウダーをはたく、自分の顔のサイズに合ったマスクや肌の接触面の少ない立体型のマスクを選ぶなどもおすすめです。

2.化粧崩れにしくいスキンケアのポイント

化粧をする前に、スキンケアできちんと土台を整えておくことが重要です。
洗顔で皮脂がきちんと落ちていない場合や、保湿が不十分で肌が乾燥している状態だと化粧ノリが悪くなってしまいます。
日々のスキンケアで、水分と油分のバランスの整えた化粧ノリがよく崩れにくい肌を育てましょう。

弾力のある泡でやさしく洗顔

洗顔料はたっぷりと泡立てましょう。
泡が少ないと汚れや皮脂が落ちにくいだけでなく、摩擦による肌ダメージや乾燥の原因となります。手のひらを逆さにしても落ちないくらい弾力のある泡を、鼻、おでこ、あご、両頬の5点におき、最後に両側の目元口元、顔の側面にもおきましょう。直接皮膚に触れないように、指の腹で顔の内側から外側に向かって円を描くようにやさしく洗っていきます。

すすぐときは、顔にかけると少し冷たいなと感じるくらいのぬるま湯（目安は32℃）で洗いましょう。熱いお湯で洗うと必要な皮脂まで落としてしまうことで肌が乾燥したり、肌が余分に皮脂を分泌するため、オイリー肌になることもあります。

化粧水や美容液、クリームでしっかり保湿

メイクを長持ちさせるためには、肌の保湿が重要です。
洗顔後は、どんどんと肌の水分が失われていくため、できるだけ早く化粧水をつけるようにしましょう。化粧水をつけた後、ペトペトと手にくっつく感じがあればきちんと保湿できています。

乾燥しがちな肌は美容液で保湿成分を補うのもおすすめです。
最後は、水分が蒸発しないように乳液やクリームを塗って油膜を作りましょう。
スキンケアが終わったら、やさしく肌を包み込むようにハンドプレスしましょう。スキンケアアイテムをしっかりと馴染ませることで、化粧ノリがよくなります。

 

3.化粧崩れしにくいメイクのポイント

スキンケアの後5分以上待ってからメイクを始めましょう

スキンケアが終わってからすぐに化粧を始めると、乳液やクリームに含まれる油分とベースメイクの油分が混ざり合って密着しづらくなります。スキンケアをしてから5分ほど時間をおいて、肌に馴染んでからメイクをしましょう。
ベースメイクを始める前に、肌を触ってベトベトしているようなら、油分をティッシュで軽くオフするのも忘れずに。

ベースメイク　自分に合った下地を選んで全体的に薄づきに

まず下地は、自分の肌質やコンディション、季節に合わせて選びましょう。
脂性肌の方は皮脂によるテカリを抑える成分が含まれている下地、乾燥肌の方は保湿成分の含まれている化粧下地がおすすめです。皮脂量が多くどうしても化粧崩れしやすいTゾーンだけ、テカリを防いでくれるTゾーン用の部分下地を使ったり、小鼻など毛穴が気になる部分は、凹凸を埋めてくれる部分用の下地を使ったりしてみるのも良いでしょう。

ファンデーションを厚塗りするとどうしても化粧崩れしやすくなってしまいます。
しみやくすみなどが気になる部分は、化粧下地やコンシーラー、コントロールカラーを上手に使いわけすることでファンデーションが薄づきになるように心がけましょう。

仕上げには必ずフェイスパウダーやプレストパウダーを薄く塗って仕上げましょう。
ブラシを使うときはブラシ全体によくパウダーを馴染ませて余分な粉を落としてから、パフを使うときはパウダーをよくパフに揉み込んでからつけるとムラができにくくなります。小鼻や目尻など塗りにくいところは、ブラシの先端を使うかパフを折り曲げて塗ると密着しやすくなります。

特に崩れやすい眉毛は描く前にスクリューブラシで整える

下地やファンデーションの油分が残っていると、アイブロウパウダーが上手くのりません。
触ってベタベタしているときは、スクリューブラシで眉毛に残っている余分なベースメイクを取りながら毛流れを整えましょう。

眉毛のメイクが落ちやすい方は、アイブロウパウダーだけでなくリキッドタイプのアイブロウペンシルを併用して使うのもおすすめです。特に目尻側は1本1本、眉毛が生えているように描くときれいな眉毛が仕上がる上に、落ちにくくなります。
仕上げにアイブロウコートをさっと塗ったら、きれいな眉毛を長くキープしやすくなりますよ。

4.体の内側から化粧崩れしにくい肌を育てよう

適度な運動と十分な睡眠を

睡眠不足が続くと化粧ノリが悪いと感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
肌のターンオーバーを促す成長ホルモンは睡眠中に分泌されます。
睡眠不足で肌のターンオーバーが妨げられると、肌の水分と油分のバランスが崩れ、肌の皮脂量が増えたり、逆に乾燥しやすくもなります。

しっかりと睡眠時間を確保して、質の高い睡眠を心がけましょう。
夜の睡眠の質をアップさせるには、日光にあたることと、軽い運動がおすすめです。就寝前は、ゆっくりとお風呂に浸かり、ベッドにはスマートフォンを持ち込まないなどルールを決めておくと良いでしょう。

高脂質・高糖質な食事を控えてバランスよく

ジャンクフードやファーストフード、揚げ物など高脂質な食事やスイーツなどの糖質の多い食品は、皮脂量が多くなる原因です。
肌のもととなるタンパク質はもちろん、過剰な皮脂の分泌を抑えて肌のバランスを整えるために、ビタミンB2やビタミンB6の含まれる食事を意識して摂りましょう。
タンパク質は、卵・ささみや鶏むね肉・サバやサケなどに多く含まれ、ビタミンB2は、うなぎ・ブロッコリー・納豆・アーモンド、ビタミンB6は、マグロ・カツオ・牛レバー・バナナ・玄米などに多く含まれています。

とはいえ、一日に必要なタンパク質やビタミンを食事で摂取しようとすると、手間がかかる上に一緒に脂質を摂り過ぎないように注意する必要があります。
食事で摂取できない栄養素は、プロテインやサプリメントを上手に活用しましょう。

 

毎日のスキンケアやメイクはもちろん、内側からケアすることで水分と皮脂のバランスが整った化粧崩れしにくい肌を目指しましょう。

化粧直しの回数が減って、朝のメイクしたての綺麗な肌が長く続けば、今よりもっと仕事や遊びに集中できて快適に過ごせると思います。

暑くなるこれからの季節、化粧崩れを気にせず、存分にレジャーを楽しみましょう。

自分の肌質がよくわからない、自分の肌に合ったスキンケア方法やメイク方法が知りたい方は、ぜひ、大阪にある美容と健康のセレクトショップaloha〜fine & natural〜うめきた店までお越しください。

〈店舗情報〉

　aloha 〜fine & natural〜うめきた店
・住所：大阪府大阪市福島区福島6丁目20-6-101
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