こんにちは。
8月になり、暑くて紫外線の強いこの時期。すでに日焼けをしている方も多いのではないでしょうか。
外回りの営業やBBQやスポーツでのがっつりした日焼けで肌がヒリヒリしたり、通勤時にいつのまにか日焼けしてしまって肌が黒くなってしまってがっかりすることもありますよね。
男性にも常識となりつつある紫外線対策。「これから紫外線対策を始めたい」「とりあえず日焼け止めは塗っているけれどなぜか焼けてしまった」という方は必見です。この記事では、紫外線の影響やその対策、日焼け止めの選び方や塗り方はもちろん日焼け後のケアまでご紹介しています。
(出典:photo AC)
この記事でわかること
- 紫外線の肌に与える影響
- 一年中紫外線対策が必要な理由
- 今日からできる紫外線対策
- 日焼け止めの選び方
- 日焼け止めの塗り方と落とし方
- 日焼けしてしまった後のケア
目次
日焼けは軽い「火傷(やけど)」 あなどれない紫外線
実は日焼けは皮膚にとって軽い「火傷(やけど)」です。ヒリヒリしたりひどい場合は水膨れができたり皮が捲れたりすることを考えると火傷したときの症状と似ていることはよくわかりますよね。
地上に届く紫外線は、紫外線A波(UVA)と紫外線B波(UVB)の2種があります。
UVAは生活紫外線とも呼ばれる波長の長い紫外線で肌の奥まで到達します。通勤やちょっとした買い物などの外出、洗濯物を干しているときなどにも浴びています。UVAは肌のハリや弾力を保つ上でコラーゲンやヒアルロン酸をつくる細胞を傷つけてしまうため、シワやたるみの原因になります。一度浴びたからと言って肌に急激な変化を与えませんが、長年UVAを浴びているとシワができて老けた印象になるため、若いうちから日常的な紫外線の対策をしておくことが非常に重要です。
UVBはレジャー紫外線と呼ばれ火傷したときのように数時間で肌が赤くなるサンバーンや数日後にメラニン色素が沈着して肌が黒くなるサンタンを起こし、シミや色素沈着の原因となります。
(出典:illustAC)
紫外線量は4月頃から増え始め6月から8月に最も多くなります。夏と比較して冬はUVBは5分の1まで減りますが、UVAは2分の1程度の量が地上に降り注いでいます。つまり、冬に2時間外にいると夏に1時間外にいるのと同じくらいのUVAを浴びてしまうことになり、冬でも紫外線対策が重要であることがわかります。
また曇りの日でも晴れの日の50%、薄い雲であれば80%の紫外線を通過すると言われており、曇りの日でも紫外線対策が必要です。
今日からできる紫外線対策
日焼け対策と言われて何が思い浮かびますか。一番に思い浮かぶのは【日焼け止め】という方も多いのではないでしょうか。とはいえ、日焼け止め以外にも簡単に始められる紫外線対策があります。ぜひ簡単に取り組めそうなことから始めてみましょう。
意識するだけ!日陰を移動しよう
今すぐ簡単にできる紫外線対策は、できるだけ日陰を移動することです。日陰でも、ビルや地面に反射して紫外線が当たってしまうのですが、直射日光を避けられるため浴びる紫外線量を減らすことができます。
また、可能なら紫外線の強い時間帯の外出を避けましょう。太陽が一番高い位置にある正午前後の10時〜13時が、紫外線が一番強いとされています。
外出時は帽子などのアイテムで頭皮も紫外線対策
自宅に必ずある紫外線対策のアイテムと言えば「長袖」です。とはいえ、炎天下で長袖を着るのは暑くて過ごしづらいかもしれません。夏用の素材のものを持ち歩いておき、直射日光が強いときに羽織るなど工夫しましょう。
そして、紫外線は肌だけでなく、髪の毛や頭皮にもダメージを与えます。
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紫外線によって頭皮が乾燥しやすくなったり、炎症を起こすことで、薄毛や抜け毛に繋がる可能性があります。帽子を被って頭皮も紫外線対策をしましょう。ただし、通気性の悪い帽子を長時間かぶることで蒸れやすくなると頭皮環境にはよくありません。通気性の良い帽子にしたり日傘を活用しましょう。
最近はメンズ向けの日傘なども増えており、ビジネスシーンでも使いやすいシンプルなデザインやスタイリッシュなデザインのものもあります。
また、保湿成分を含んだシャンプーなどのヘアケア用品もおすすめです。
簡単なのでぜひやってみてください。
室内ならUVカットのカーテンが便利
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実は室内でも窓を通して70%近くの紫外線が入ってくるため、あまり外出しない方でも紫外線対策が必要です。
可能なら窓側の席を避けるようにしましょう。
また、窓やベランダのドアにUVカットのフィルムを貼ったり、UV加工のされたカーテンを取り付けてみましょう。カーテンは、UVカット効果の高いものもあり80%以上あるものまであります。
フィルムもカーテンも一度設置したら、毎回ケアする必要がないので便利です。在宅ワークなど自宅にいる時間が長い方はぜひやってみてください。
日焼け止めの活用方法
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紫外線対策は色々な方法がありますが、帽子を被って長袖を着ていても顔や手などの露出する部分もあり、やはり対策として外せないのが日焼け止めです。レジャーはもちろん、日常的に浴びるUVAを防ぐには毎日使うように心がけましょう。
日焼け止めの選び方!
日焼け止めに書かれている【SPF 40】や【PA+】の表示は、簡単に言うとどれくらい効果があるかを示したものです。SPFはUVBから肌を守る効果を示した指数で、10〜50+まであり数値が高い方が効果が高くなります。(SPFの数値の最大値は50でそれ以上のものは「50+」と表記されます。)
PAはUVAから肌を守る効果を示した指数で、「+」〜「++++」まであり、「+」の数が多いほど効果が高くなります。
数値が高ければ紫外線から肌を守る効果は高くなりますが、数値が低い日焼け止めの方が肌にやさしい傾向があります。ただし日常生活では数値の高いものを選ぶことが必ずしも得策とは言えません。使用シーンにあったものを選びましょう。
使用シーン | ||
日常生活(通勤・散歩など) | SPF10〜30 | PA+〜++ |
アウトドアやレジャー | SPF40〜50+ | PA+++〜++++ |
また、日焼け止めに含まれる紫外線防止剤は、【紫外線吸収剤】と【紫外線散乱剤】の大きく2つに分けられます。
紫外線吸収剤は、紫外線を熱や光などのエネルギーに変えて放出し皮膚に紫外線が届かないようにするもので、エネルギーの変換が肌の刺激や負担になってしまうこともあります。メトキシケイヒ酸オクチルやジメチル PABA オクチルなどの成分が含まれており、汗や水に強いものが多いです。
紫外線散乱剤は、鏡のように紫外線を反射させて散乱することにより皮膚に紫外線が届かないようにしており、肌の弱い方でも比較的使いやすいと言われています。
散乱剤として使用される酸化チタンはUVAを、酸化亜鉛はUVBを防ぎますが、成分が白色のため肌に塗ると白く浮いたようになることがあります。
日焼け止めによっては、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の両方が含まれているものもあり、シーンによって使い分けたり、自分に合ったものを選ぶことが大切です。肌にやさしいものを使用したい人は「敏感肌用」「オーガニック認証」などの表記のある日焼け止めを選びましょう。
青髭や目元のクマが気になる方は薄くベージュの色がついた日焼け止めやUVカットのBBクリームもおすすめです。
おすすめは、月桃UVボディヴェール60mL。オーガニックコスメブランドのRUHAKU(琉白/ルハク)の紫外線散乱剤を使用した100%天然由来成分で、顔・からだ用で白浮きしにくく使いやすい日焼け止めです。
SPF50+ PA++++でレジャーでも使え、日常生活で使い分けるのが面倒と思われる方にもおすすめです。
月桃UVボディヴェール60mL
(SPF50+ PA++++)
価格:3,888円(税込)
容量:60mL
使用期限:開封後3ヶ月・未開封3年
こちらのaloha 〜fine & natural〜うめきた店のオンラインショップから購入できます。
STEP1 日焼け止めを塗る前にしっかりスキンケアを
日焼けを防ぐには、化粧水を使って十分に肌にうるおいを与えるのが大事です。
魚を料理することを考えるとわかりやすいのですが、生魚よりも干物の方が早く焼けますよね。それと同じで乾燥肌よりも、きちんと化粧水や乳液を使って保水・保湿している方が焼けにくくなります。
実は男性の方が女性に比べて肌の水分量が少なく日焼けしやすいのです。しっかり日焼け対策をしている女性を見て「自分はそこまで日焼け対策をしなくても良いのでは?」と思っている男性こそ日焼け対策を始めてください。
また乾燥した肌は肌がざらついていて日焼け止めが密着しにくい状態のため、せっかく塗ってもムラになり日焼け止めが落ちやすくなってしまいます。また、髭剃り後に日焼け止めを塗ってヒリヒリしたという経験のある方も、剃った後にきちんとスキンケアすることで日焼け止めの刺激を受けにくくなります。日焼け止めを塗る前のスキンケアは欠かさず行いましょう。
STEP2 白浮きしない・正しい日焼け止めの塗り方
日焼け止めはムラなく塗ることで効果を発揮しやすくなります。また一度にたくさんつけて顔が真っ白くなってしまったという苦い経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。正しい塗り方を覚えてしっかりと日焼け対策しましょう。
顔の塗り方
まずは手の平にパール大程度の日焼け止めを出して、額・両頬・鼻の上・あごの5点に乗せます。中指と薬指を使って、顔の内側から外側に向かって馴染ませるように丁寧に塗り広げます。
首の塗り方
顔は日焼けしていないのに首だけ黒く日焼けしているとなんだかマヌケに見えてしまいますよね。また、首元は紫外線による年齢が出やすい場所でもあるため、将来のためにも今から対策をしておきましょう。まずは手の平の上に日焼け止めを出してから、親指以外の4本の指で下から上に伸ばしながら塗ります。
全身
(出典:photo AC)
腕や足などは塗る範囲が広いため、塗る部分に直接日焼け止めを出して広げましょう。手の甲や足の甲は塗り忘れやすい場所のため注意してください。
使用量を減らしてしまうと、十分な効果が得られないためメーカーの規定の使用量を守りましょう。一度にたくさん付けると白浮きしやすくなります。こまめに重ね塗りをすることでよりムラなく肌に馴染みます。
また、日焼け止めは一度塗ったら終わりではありません。汗や水で日焼け止めが流れてしまったり、マスクや衣服にも着いて取れてしまうため、2〜3時間ごとに塗り直すのが理想的です。汗はボディシートで拭き取ってから塗り直しましょう。忙しい方や塗り直すタイミングがない方は、お昼休みなどタイミングを決めておくと忘れにくくもなります。
STEP3 毛穴対策としても大事!日焼け止め落とし
帰宅したら日焼け止めをきちんと落としましょう。
SPFやPA値が高くないものや石けんで落ちるタイプの日焼け止めであれば、洗顔フォームやクリームタイプのクレンジング剤でも落とすことができますが、おすすめはオイルタイプのクレンジング剤を使用すること。
もともと、日焼け止めを塗ったりメイクをしていない方でも、小鼻や頬の毛穴には油分や汚れが溜まりやすい部分です。特に男性は皮脂量が多く、クレンジングする機会も女性のように少ないため毛穴が気になるという方も増えています。普段の洗顔だけでは落ち切らず、毛穴が目立ってしまうことがありますので気になる方はクレンジングオイルを使用しましょう。
濡れていない手にクレンジングオイルを出して5点(額・両頬・鼻の上・あご)に乗せて、やさしく内側から広げてゴシゴシ擦らずやさしく丁寧に洗いましょう。
肌馴染みが良いBeクレンジングオイル。ベタつかず余分な汚れをしっかり落としながら肌にうるおいを保ちます。天然由来成分配合で、界面活性剤や合成着色料を使わず無添加にこだわった製品。乾燥肌の方にも毛穴が気になる方にもおすすめです。
Beクレンジングオイル
価格:6,160円(税込)
容量:150mL
こちらのaloha 〜fine & natural〜うめきた店のオンラインショップから購入できます。
日焼け止めの落とし方についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。
焼けてしまった場合のケア
気をつけていても、いつのまにか日焼けしてしまったという経験をした方も多いのではないでしょうか。紫外線を浴びると肌は、1時間ほどで赤くなり始め、シミやそばかすの原因となるメラニンは72時間ほどで生成されると言われています。
日焼け後はできるだけ早くにケアを始め、遅くとも3日(72時間)以内にはケアするようにしましょう。
STEP① 冷やす
(出典:photo AC)
日焼けは軽い火傷を負った状態です。特に赤くなったりヒリヒリしているときは炎症のサインのため、なるべく早く肌を冷やしましょう。冷水に浸したタオルを肌にやさしく当てたり、保冷剤を包んだタオルを当てて肌の熱を取り除くようにしましょう。日焼けした範囲が広いときは、冷水のシャワーでやさしく流すこともおすすめです。
肌のヒリヒリした感覚やほてりがおさまるまで冷やすようにしてください。
氷や保冷剤をそのまま肌に当てることや、長時間冷やしすぎると凍傷の危険があるので注意しましょう。また、日焼けがひどく皮膚が剥けてしまった場合は、無理に剥がさないようにします。
STEP② 保湿する
日焼けした肌は水分が失われて乾燥しダメージを受けた状態です。
冷やしてほてりがおさまったら、化粧水でたっぷりと保水し、クリームや乳液で油分を与えて水分を閉じ込めるようにしましょう。化粧水は重ね塗りがおすすめです。日焼け後の肌はデリケートな状態のため、低刺激のスキンケア用品がおすすめです。
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さらに重点的にケアしたい方は、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が含まれているシートマスクがおすすめです。肌の凹凸に密着して、肌をなめらかにしハリとツヤを与えくれます。
月桃エンリッチクリーミーシートマスクは敏感肌や乾燥肌にも使え、日焼け後の保湿ケアにおすすめ。セラミドやホホバ種子油などの保湿成分を贅沢に配合し、肌にハリやうるおいを与えます。使い方も簡単で、目と口の位置に合わせて肌に乗せ20分ほど装着します。
STEP③ こまめに水分や栄養とって体の内側からケア
日焼け後は、肌の水分が奪われる上に水分を保持する力も弱まります。水をこまめに飲むことで、内側から補給することができます。カフェインを含むコーヒーやお茶、アルコール類は利尿作用があり、かえって脱水になってしまうことがあります。ミネラルウォーターを飲むようにしましょう。
(出典:photo AC)
またビタミンなどの栄養を摂り十分な睡眠を取ってリラックスしましょう。睡眠中に分泌される成長ホルモンは肌のターンオーバーを促してくれます。
いかがでしたか。
日焼けによるシミやシワは後から出てきます。ぜひ日焼け対策と日焼け後のケアに取り組んで、若々しく美しい肌を維持してください。