男性は、髪型によって印象がガラッと変化します。
女性にモテるためにも、ビジネスの場で好印象を与えるためにも、意識したいのは清潔感。
カットやパーマなど髪型やカラーも大切ですが、髪質や頭皮の環境は気にしていますか。
髪の毛がベタついたりフケがあると見た目から不潔な印象を与えかねませんし、白髪やパサついた髪は年齢を感じさせてしまいます。
特に春夏など気温や湿度が上がるこれからの季節に気になるのが髪のベタつき。
また髪がベタついていると、せっかくセットしようとしても髪が立ち上がりにくいなど思うようにセットできずお困りの方も多いのではないでしょうか。
また、髪のベタつきが原因で、髪の臭いや薄毛など他の頭皮トラブルを引き起こすこともあります。
(出典:photo AC)
汗の影響や皮脂量が増えることで髪はベタつきやすくなり、また年齢によっても頭皮の環境が変わってくるため、日々のメンテナンスが重要です。
髪質をモテる男性や仕事のできる男性は、髪型だけでなく髪質や頭皮の環境にもこだわっています。
美容院でトリートメントをお願いするのにはちょっとハードルが高いという方も、毎日のシャンプーの仕方やヘアアイテムにこだわるだけで、頭皮や髪の状態が理想に近づきやすくなります。
この記事を読んで、サラサラで清潔で綺麗な髪の毛を手に入れてください。
目次
髪のベタつきの原因はシャンプーの方法や生活習慣にあり!
髪のベタベタの正体は「過剰な皮脂」です。
男性は男性ホルモンの影響で、女性に比べて皮脂量が多く、髪がベタつきやすいと言えます。
また、誤ったシャンプーの仕方や、生活習慣によっても皮脂量が多くなるため、日々のヘアケア方法や生活習慣を振り返って原因を知るところから始めましょう。
シャンプーの仕方が間違っている
ヘアワックスやコンディショナーなどは油分が多く含まれているため、洗い残しがあると髪のベタつきや頭皮の毛穴が詰まる原因になります。
しかし、髪のベタつきや洗い残しを気にして、洗浄力の強いシャンプーを使う、ゴシゴシと頭皮を擦って洗う、40℃以上の熱いお湯でシャンプーを流すなどの行為は、必要な油分まで落としてしまっていることがあります。
必要な油分は、乾燥や汚れなどの外的な刺激から頭皮を守る役割があり、必要以上に洗い流してしまうと、頭皮を守ろうとして過剰に皮脂を分泌します。
脂質や糖質の多いジャンキーな食事やアルコール
(出典:photo AC)
こってりとしたラーメンや唐揚げなど脂質の多い食事を摂っていると体に蓄積される脂質の量も当然増えます。
そして、摂りすぎた脂質が体外へ排出される際、頭皮の皮脂が過剰に分泌されるため髪がベタつきやすくなります。
また、アルコールや糖質も体内で脂質へと変わるため、飲酒の習慣や普段からお菓子を食べる習慣がある方は注意が必要です。
睡眠不足やストレス
寝ている間に分泌される成長ホルモンは、骨や筋肉だけでなく髪の毛の成長や頭皮の新陳代謝にも影響します。寝不足により成長ホルモンの分泌が少なくなることで、ターンオーバーが乱れて頭皮の乾燥やそれによる皮脂の分泌が過剰になってしまいます。
また、ストレスによって自律神経が乱れると男性ホルモンの分泌量が増え、髪がベタつきやすくなります。ストレスは、頭皮の血行を悪くし髪に十分な栄養が届かなくなり頭皮環境を悪化させ、薄毛などの原因にもなります。
毎日のケアで変えよう
ブラッシング:まずは汚れを浮かせて
いきなりお風呂に入ってシャンプーするのではなく、お風呂に入る前からケアを始めるのがポイント。
ヘアブラシで皮脂やフケを軽く浮かせてその後の予洗いやシャンプーで汚れを落としやすくします。丁寧にブラッシングして絡まった毛をほぐすように梳かしましょう。
おすすめのヘアブラシはこちらの記事でも紹介しています。
予洗い:お湯だけで頭皮と髪を洗う
(出典:photo AC)
シャンプーをつける前に、髪全体を濡らして、お湯だけで頭皮と髪を洗いましょう。しっかりとお湯で洗うことで汚れが落ちシャンプーも泡立ちやすくなります。
水道水の塩素が蓄積することで髪の毛の痛みの原因にもなるため、切れ毛が気になる人は、シャワーヘッドを塩素除去できるものに替えるのもおすすめです。
シャンプー
シャンプーを手に出して泡立ててから、髪や頭皮に馴染ませましょう。爪を立てず指の腹を使って下から上に頭皮を持ち上げるように洗います。
以下の順で洗うと良いでしょう。
・耳上〜つむじ
・首裏〜つむじ
・耳裏
・前髪の生え際〜つむじ
時間をかけてしっかりと洗い流すようにしましょう。理想は3分、シャンプーする時間よりも時間をかけて丁寧にすすいでいきます。
「ラウリル硫酸ナトリウム」「ラウレス硫酸ナトリウム」が入っているシャンプーは洗浄力が高いため、特に髪のベタつきが気になる方は、「ココイルグルグタミン酸」「コカミドプロピルベタイン」などのアミノ酸系のシャンプーがおすすめです。
また朝にシャンプーすると皮脂膜のない状態で、紫外線を浴びることになってしまいます。頭皮への紫外線のダメージを避けるには朝シャンは避けるようにしましょう。
トリートメント
シャンプーの後しっかりとすすいだら、髪全体を手で包み込むようにして水が滴り落ちないくらいに水分量を抑えます。手のひらに500円玉くらいのトリートメントを出して、両手で広げて手に満遍なく伸ばします。やさしくトリートメントを揉み込むように塗りましょう。ムラなく塗るだけで髪がなめらかになりますが、さらにツヤのある綺麗な髪を目指す方は、粗めの櫛(クシ)で髪を梳かして3〜5分ほど置いて馴染ませましょう。同じトリートメントを使っていても、一手間かけることで指通りが変わるのでぜひ試してみてくださいね。
3〜5分経ったら洗い流します。耳の後ろや襟足、うなじはすすぎ残しやすい部分のため、特に注意しましょう。
シャンプーとトリートメントは、メーカーやブランドによって髪へのアプローチ方法が異なるので、ラインで使用するのもおすすめです。
Be シャンプー
価格:4,070円(税込)
内容量:250ml
アミノ酸系の洗浄成分で頭皮をやさしく洗い上げるまるでスキンケアのようなシャンプー。
シリコンフリー・界面活性剤フリーで無添加にこだわり、ホホバ種子油などの保湿成分を配合。地肌がデリケートな方にもおすすめです。
Be トリートメント
価格:4,070円(税込)
内容量:250ml
オーガニックのホホバ種子油とアルガニアスピノサ核油で髪を保湿しうるおいを保ちます。ダメージのある髪も美容クリームのように包み込みハリやコシのある髪へ。
ドライヤー
濡れた髪はキューティクルが開いてデリケートな状態です。
髪の毛を乾かさずに濡れたままでいると、髪の毛も傷みやすくなり臭いの原因にもなるため、自然乾燥は避けましょう。
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まずはタオルドライで頭皮と髪の水気を切ります。そして、ドライヤーの温風で髪の毛を30cmほど頭から離して乾かしましょう。
温風で80%以上乾いたら、冷風に切り替えて風を当てながら毛先から頭頂部まで徐々にヘアブラシを使って髪を梳かします。立ち上がりが気になる人は、根元を持ち上げるようにして乾かします。
週1回のスペシャルケア
硬くなった頭皮は血行が悪くなり、髪に栄養が行き渡りにくくなり、髪のベタつきだけでなくフケやかゆみ、薄毛の原因になります。
どんな髪のお悩みも頭皮環境を整えることが大切。
ぜひ、週に1回のスカルプケアを取り入れてみてください。
ブラッシングしてからシャンプー前の乾いた髪に、専用のスカルプケアアイテムを頭皮に馴染ませてからほぐします。アイテムによって、髪全体につけるものや頭皮に直接スプレーするものもありますので、使い方を確認しましょう。
スージングスカルプオイル
価格:9,680円(税込)
内容量:100mL
SUNDARIのスカルプオイル。ユーカリオイルで頭皮をすこやかに保ち、ココナッツオイルで髪にうるおいとツヤを与えます。爽快で心地よい使いごごち。
バランスの良い食事・ストレス対策して頭皮環境を清潔に
食事やサプリメントで栄養をしっかりとりましょう
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髪のベタつきが気になる人は積極的にビタミンを摂るようにしましょう。
レバーや卵、納豆などに含まれるビタミンB2は脂質の代謝を促して皮脂の分泌を整える役割があり、カツオやマグロ、バナナなどに含まれるビタミンB6は皮脂による毛穴の詰まりを改善する役割があります。
また、髪の毛の主成分はケラチンというタンパク質で、ケラチンが合成される際に必要な栄養素が亜鉛です。タンパク質や亜鉛などの栄養素が不足すると髪が生えにくくなったり、切れ毛や抜け毛が多くなります。
体は特に重要な臓器から栄養を優先して使用します。そのため、栄養が不足していると生命維持に影響がない髪の毛まで栄養が回らないことがあります。普段の食事で十分摂取できない栄養素については、プロテインやサプリメントの活用がおすすめです。
良質な睡眠を
(出典:photo AC)
頭皮環境を整えるには良質な睡眠が欠かせません。
寝る前のカフェインやアルコールは控えて、スマホやTVも早めに消すようにしましょう。
朝起きたら朝日を浴びることで体内時計を調整してくれます。昼寝は30分まで、日中に軽い運動を取り入れることで夜に眠りやすくなります。
ストレスの少ない生活を
ストレスになっている原因を取り除き、趣味に夢中になる時間や自分の時間を作ってリフレッシュしましょう。
ストレス発散方法として喫煙習慣のある方やお酒をよく飲む方もいらっしゃるかもしれません。たばこに含まれるニコチンは、血管を収縮させて頭皮の血行を抑制してしまうため、髪の毛に栄養が運ばれにくくなります。過度な飲酒は、アルコールが体内で脂質に変わることで髪のベタつきの原因になるだけでなく、肝臓でアルコールを分解する過程でアミノ酸をたくさん消費してしまうため、髪の毛のタンパク質の合成に必要なアミノ酸が不足してしまいます。
特性を理解して上手に付き合いましょう。
いかがでしたか。
髪のベタつきを解消するためには、ヘアケアはもちろん生活習慣を整えて頭皮環境をより良い状態に保つことが大切です。
清潔でサラサラな髪は、それだけで好印象を与えやすくなり、セットもしやすくなります。
ブラッシングや予洗いなどすぐに始められることもたくさんありますので、ぜひ今晩のヘアケアから試してみてくださいね。